
一泊二日で美しい緑を求めて雨降る京都に出かけた。初日は予報がはずれピーカンになり苦労したが翌日は朝から雨となりしっとりした緑に出会えた。額縁構図を狙ったので観光客が少ない隨心院や東福寺の塔頭 光明院を訪ねた。他に訪問者がいなかったので畳の上に腹ばいになって障子越しの庭園を撮影した。
嵐山にある千二百羅漢の寺として知られる愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)も大変よかった。梅雨時期には羅漢の頭や体に緑のコケが生え(雨の降った後は)なんともいえない風情が漂う。話によればこの羅漢は、昭和の後半に素人の参拝者が自ら彫って奉納する『昭和の羅漢彫り』より作成されたらしい。40年もたつともう歴史に溶け込んでいる。
