
明治2年(1869)から始まっているという奉納大相撲が日本相撲協会主催により靖国神社相撲場で開催された。
昨年は、「東」から見ていたが、両力士の仕切りや行事のさばき、花道からの力士の入場等がいちばん観やすい「正面」へ今年は陣取った。たしかにベストの方向だと思うが昼を過ぎるあたりから日差しが強くなり逃げ場がない。帽子だけではどうにもならず、「向正面」の花壇の上に逃げ出した。
序の口、十両の取り組みが終わり、相撲甚句・初切り(しょっきり)・櫓太鼓の後、横綱や幕内力士土俵入となる。試合の取り組みよりも実はここが見せ場だな。身体を張った芸を見せる初切りや子供の健康と成長を祈願する伝統行事の「赤ちゃんの土俵入り」もかわいい。みんな大喜びだ。その後幕内の取り組みとなるが、あまり真剣には戦っていないのでとんでもないパフォーマンスが飛び出る。3割近くが海外からの見物人だ。こんな面白いものが無料で見られるなんてすごい。
